サルデーニャ映画、今年も東京を魅了

今年も「Visioni Sarde(ヴィジョーニ・サルデ)」は、私たち会員にとって欠かせないイベントとなりました。日本での第4回目となる今回は、サルデーニャ発の映画を愛する人々が集まり、交流と情報交換、そして語り合いのひとときを共有しました。

当サークルの会場は、いつもの温かい雰囲気を残したまま、小さな映画館へと姿を変えました。サルデーニャのパニーニや伝統菓子、そしてもちろん島のワインも提供され、心地よい雰囲気を演出しました。

今年の上映会は、特別映像「Ambasciadores de Sardigna」に始まり、「S’Ozzastru」が続き、最初からサルデーニャが主役であることが強く示されました。「Il servo pastore」や、とくに「Amare ancora」では、私たちが普段目を背けがちな現実が描かれています。そして最後を飾った「Mio babbo è Superman」は、シンプルかつ真摯な描写を通して“謙虚さを教える”とはどういうことかを伝え、笑顔あふれる締めくくりとなりました。

今回の作品を実現させたすべての監督、そして関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

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Visioni Sarde 2024: 文化と人間の脆弱性の間の考察

2023年12月15日(日曜日)、ISOLA協会の本部であるセアダス・フラワー・カフェにて、「ヴィジョーニ・サルデ」の日本での第3回上映会が開催されました。

今回の上映作品は観客にさまざまな反応を呼び起こし、人間の本質やその行動、そしてバッタの大発生のような自然災害に直面した際の脆さについて考えさせられる内容でした。

『ダリア』では、深い物語が観客を避けがちな思考と向き合わせました。『インカップッチャーティ、フォスキ』は、誘拐が頻発していた時代を想起させ、「アノニマ・セクエストリ」という現象について説明が必要となる状況を生み出しました。また、『ティリピルケ』では、バッタのシーンが特殊効果によるものではなく、現実そのものを描いた場面であることを説明する必要がありました。

これらの短編映画は、サルデーニャの社会的および個人的なダイナミクスについて考える貴重な機会を提供してくれました。また、島の文化、伝統、現代的な課題を探求し、新進気鋭の監督たちの才能と普遍的なテーマに対する独自の視点を浮き彫りにしました。

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