
2023年12月15日(日曜日)、ISOLA協会の本部であるセアダス・フラワー・カフェにて、「ヴィジョーニ・サルデ」の日本での第3回上映会が開催されました。
今回の上映作品は観客にさまざまな反応を呼び起こし、人間の本質やその行動、そしてバッタの大発生のような自然災害に直面した際の脆さについて考えさせられる内容でした。
『ダリア』では、深い物語が観客を避けがちな思考と向き合わせました。『インカップッチャーティ、フォスキ』は、誘拐が頻発していた時代を想起させ、「アノニマ・セクエストリ」という現象について説明が必要となる状況を生み出しました。また、『ティリピルケ』では、バッタのシーンが特殊効果によるものではなく、現実そのものを描いた場面であることを説明する必要がありました。
これらの短編映画は、サルデーニャの社会的および個人的なダイナミクスについて考える貴重な機会を提供してくれました。また、島の文化、伝統、現代的な課題を探求し、新進気鋭の監督たちの才能と普遍的なテーマに対する独自の視点を浮き彫りにしました。